2013年8月30日金曜日

第27回夏季研究会を終えて




 京都での研究会を百名を越える参加者で盛会に終えることができました。二日間の充実した研究会となり、講師の方々、参加者のみな様には心より感謝申し上げます。

 講演、分科会、お話の夕べ、交流会、参加者の中のおひとりにお願いしてその報告を書いていただきました。ありがとうございました。また、アンケートにお答えくださった方々ありがとうございました。ここに夏季研究会報告集としてお届けします。

 寄せていただいた文章を読みながら、その感動が蘇ってきました。

 1日目。病気を克服された正置友子氏の力強く奥深い講演に、絵本を読む目を一段と開かされました。分科会では実践と理論に裏付けられた講師の方々のお話に、今後の実践への意欲をいただきました。また、夜の部の「お話の夕べ」では、語り手の個性あふれるおはなしを心から楽しみ、その後広島から駆けつけてくださったアーサー・ビナード氏を交えての「交流会」は楽しく意義深いものでした。

 2日目。アメリカ人であるアーサー・ビナード氏が日本語で発する、原爆・核兵器・原発にいたる一連の話には、真実を追究する詩人の情熱が溢れ出ていました。「ペテンをみぬくこと」ー子どもの本を手渡していく私たちに課せられた言葉として心に沁みました。

 午後の「鳥越信氏を偲ぶ会」では、鳥越先生のご功績と思い出が語られ、「子どもの読書と教育を考える会」創設者である氏の遺志を受け継いでいきたいと心新たにしました。

 なお、例年、夏季研究会の初めに総会をもたせていただいています。活動報告、2013年度の活動方針、例会予定、運営委員会体制、会計報告などを承認していただきました。

 みな様のご協力と励ましを心より感謝しています。