2013年5月28日火曜日

子どもの読書と教育を考える会 第27回 夏季研究会

開催日時 2013年8月3日(土)10時~4日(日)12時

主催  子どもの読書と教育を考える会(略称:子読教)

後援  京都市教育委員会・岸和田市教育委員会

会場  お宿いしちょう 京都市中京区河原町通竹屋町東入ル 電話075-222-1101

 子どもたちに、読書の楽しさを知ってもらいたいと願っているみなさん。本会は1987年創立。ボランティア、保育士や教員、図書館員や文庫関係者、作家や研究者、学生などが集い、楽しく研究と交流を深めています。子どもの本のことを知りたいと思っている先生や保育士、自分の子どもにどんな本を読んであげたらいいのかな?と迷っているお母さん。本のことを知らないという人こそ大歓迎です。この夏、「子どもの読書と教育を考える会」夏季研究会に集い、ともに楽しく学びませんか。

一日目 8月3日(土)

 総会 (10:00~ )  子どもの読書と教育を考える会  代表 正置 友子

 講演(10:15~12:30)  「絵本の絵を読む ~絵を読みこむと、絵本をもっと深く理解できる~」 
     
講師  正置 友子氏(絵本学研究所 主宰)

 絵本の読者の多くは、「ことばを読む」ことはするけれど「絵を読む」ことはなおざりにしていませんか。「絵を読む」という経験をしてみると、もっと絵本を深く楽しむことができます。絵本を読むことの土台づくりとして「絵本の絵」をていねいに読むという作業を、実際に絵本をじっくりと見ながらお聞きしましょう。絵本の絵をじっくり見ると、絵本はこんなにも豊かで、素晴らしいものかと、「目からうろこ」の体験をされるでしょう。

 分科会 (14:00~16:30) 

(1)「本は友だち」講師  若林 千鶴氏
       (全国SLA学校図書館スーパーバイザー・児童文学翻訳家)
長年、中学校の国語教師として読書指導や学校図書館作りを実践された若林氏、現在は各地で「読書の喜び」や「学校図書館の楽しみ方」を伝達支援中。多数ある翻訳書のキーワードは「ヒューマン」な作品。「はばたけ、ルイ」(リーブル)「スターリンの鼻は落っこちた」(岩波書店)など。

(2)「子どもの育ちを支える絵本」講師  梶谷 恵子氏
      (ノートルダム清心女子大学・岡山子どもの本の会)
今、子どもたちの育ちを見ていると、親との愛着関係の不十分さ、子どもの育ちの源となる実体験の不足、電子メディアとの接触時間の異常な多さ…等、気がかりなことがたくさん見えてきます。そんな子どもの育ちのなかに、有効な絵本や昔話、物語をしっかり選書して手渡すことの重要性を考えてみましょう。

(3)「昔話が子どもに伝えるもの」講師  鹿谷 容子氏
  (ひょうご再話研究会・こうべ子ども文庫連絡会
   おはなしの会ねっこぼっこ) 
耳から耳へ伝えられてきた昔話は、耳にも口にもなじみやすい特徴を備えています。子どもたちは、話の展開、語り手の息づかいに耳を凝らし、昔話の世界に入ってきてくれます。そんな子どもたちの反応などから昔話の魅力をさぐり、昔話の語法やテキスト選びについてもお話をお聞きします。

 お話の夕べ (19:00~)
 ストーリーテリングなどの実演コーナーです。多くの方の飛び入り実演参加をお待ちしています。おとなも子どももいっしょに楽しみましょう。  

 夜の交流会(20:00~)
 初めての人もいっぺんに仲良くなれるお楽しみタイム。子どもの本や読書活動、子育てや学校教育のこと等々、いっぱい語り合いましょう。

二日目 8月4日(日)

 講演 (9:30~12:00)  「さがしています  ~ヒロシマから未来を見つめる~」  
                             講師 アーサー・ビナード氏(作家) 


 1967年米国ミシガン州生まれ。ニューヨークのコルゲート大学で英米文学を学び、卒業と同時に来日、日本語での詩作、翻訳を始める。詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞、『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞、『ここが家だーベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞、『左右の安全』(集英社)で山本健吉文学賞を受賞。絵本に『くうきのかお』、翻訳絵本に『ダンデライオン』(ともに福音館書店)、翻訳詩集に『ガラガラヘビの味』(岩波書店)、英訳に『ひとのあかし』(清流出版)、「14ひきのシリーズ」の英訳版「The Family of Fourteen」(童心社)などがある。新刊には写真絵本「さがしています」(童心社)がある。

会場  お宿いしちょう  
      京都市中京区河原町通竹屋町東入ル
TEL 075-222-1101(代)
FAX 075-231-3172
http://www.ishicho/co/jp
E-mail  kyoto@ishicho.co.jp

交通の案内
 京都駅より 市バスで約20分(河原町丸太町下車徒歩3分)
地下鉄で約10分(京都市役所前駅より徒歩5分)
 最寄り駅より 京阪電車神宮丸太町駅より徒歩5分

 参加申し込み方法

(1) 参加は予約制です。申し込みまだ間に合います。ただし、振込みした旨を一塚まで電話でお知らせください。予約受付は、諸費用の払い込みを事務局で確認した時点で完了したものとみなします。
7月22日(月)迄に諸費用を払い込んで予約ください。必ず大人一人につき1枚の払込用紙をお使いください。

(2) 諸費用の送金は、郵便局の青色の振替用紙でお願いします。金額は下記「第27回夏季研究会参加料金表」に準じて計算してください。また、必ず振替用紙にA~Iの内容を楷書で明瞭に記載してください。
 ・郵便振替 00920-0-271351 宛名 一塚るり子
 ・A 参加する日(両日・一日目のみ・二日目のみ)  B宿泊の有無  C昼食のみ希望  D夕食のみ希望 
   E参加分科会希望  F年会費  G氏名  H郵便番号・住所   I電話番号 

(3) 宿泊につきましては、相部屋ですのであらかじめご了承ください。

 お願い&ご注意
(1) 事務局で振込と申し込み内容を確認後、資料引換券を郵送します。振込後2週間を過ぎても届かないときは、お手数ですが下記連絡先(一塚)までご連絡ください。
(2) 資料引換券は当日忘れずご持参の上、会場受付でお渡しください。
(3) 参加費の領収書の必要な方は受付時にお申し出ください。当日、会場で発行します。
(4) 申し込み後のキャンセルにつきましては、参加費の返金はできませんが、資料を送付いたします。
(5) 夏季研究会の資料のみのご請求にはお応えしかねます。

会員のみなさまへ 会費納入のお願い

子どもの読書と教育を考える会 第27回夏季研究会参加料金表                   

参加費   会員   非会員  学生
両日参加  4000円  4500円  2000円
一日目のみ 3000円  3500円  1000円
二日目のみ 2000円  2500円  1000円

宿泊費(1泊3食)おとな 9500円

一日目食事のみ希望 昼食 750円  夕食 5500円

年会費 1800円

※ お子さま同伴の参加可能。但し保育室等はありません。

 問い合わせ・連絡先   一塚るり子 TEL(留守電可)・FAX 072-252-9757

kodokukyo1987@ares.eonet.ne.jp  (担当 岸)