2021年11月17日水曜日

12月例会『日本の昔話をジェンダーの視点で読み解く』(12月11日)

子どもの読書と教育を考える会 
 

『日本の昔話をジェンダーの視点で読み解く』

日時 2021年 12月11日(土)13:00~15:00
      
  会場 堺市・新金岡市民センター
                  参加申し込みは必要ありません
 

2021年12月例会案内

この案内のダウンロードはこちら(PDF)

 11月例会で「ジェンダー」をテーマに書かれた絵本・児童書を紹介しあいました。最近「ジェンダー」ということばをよく耳にしますが、子どもと「ジェンダー」を学ぶための本は2001年には出版されていました。
 

 2月には正置友子氏の講演会で「白雪姫」が「ジェンダー」の視点で話される予定です。欧米の昔話では「姫」の描かれ方には違和感を持つことはないですか?ディズニー映画などでは今までとは違った「姫」が描かれるようになってきましたね。では日本の昔話ではどうなのか?「おじいさん・おばあさん」の扱いや「嫁」の描かれ方などを語り合いましょう。

堺市・新金岡市民センター 案内
                       
地下鉄新金岡駅下車出口④を出て歩道橋を渡って直進徒歩3~5分。
専用駐車場はありませんので、車でお越しの方は近くの有料駐車場をご利用下さい。

○問い合わせ先
TEL・FAX 072-291-2831(中嶋)
kodokukyo1987★ares.eonet.ne.jp(岸) ←★は@に替えてください。

子読教 11月例会から

 

 11月例会では「ジェンダー」が書かれた絵本・児童書の紹介がされました。その本のリストを掲載いたします。各作品の詳細などはインターネットや図書館でご確認ください。そして ぜひ読んでみてください。

「ジェンダー」とは

  社会的・文化的な役割としての「男女の性」を意味する語である。人間社会における心理的・文化的な性別、社会的な役割としての男女のあり方、「男らしさ」とか「女はこうあるべき」といった通念を意味する語。しばしば、身体的特徴としての性別(=sex)と対比される。

 

絵本

『カブッチのオトコってヤだ!』 犬丸りん:作・絵  PHP研究所  1997/03

『エレーナのセレナーデ』 キャンベル・ギースリン:作  BL出版  2004/08

『しげちゃん』 室井滋:作 長谷川義史:絵  金の星社  2011/05

   『しげちゃんのはつこい』2021/03

   『しげちゃんとじりつさん』2016/07

『のはらひめ』 なかがわちひろ:作  徳間書店 1995

『せかいいち大きな女の子のものがたり』 

アン・アイザック:作 ポールO.ゼリンスキー:絵 落合恵子:訳 冨山房 1996

『くまのトーマスはおんなのこ』 

ジェシカ・ウォルトン:作 ドゥーガル・マクファーソン:絵 かわむらあさこ:訳ポット出版 2016/12

『ピンクがすきってきめないで』 

ナタリー・オンス:作 イリヤ・グリーン:絵 ときありえ:訳 講談社 2010/1

Redあかくてあおいクレヨンのはなし』 マイケル・ホール:作 上田勢子:訳 

                       こどもの未来社 2017/1

 

読み物

『太郎の窓』 中島信子:作 昭文社 2020/11

『アリーテ姫の冒険』 ダイアナ・コールス:作 ロス・アスクィス:絵

           グループウィメンズ・プレイス:訳  学陽書房 2001/6/1

   復刻記念版が大月書店より2018/11/19に出版されています

『兄の名はジェシカ』 ジョン・ボイン:作 原田勝:訳  あすなろ書房 2020/4

『水を縫う』 寺地はるな:作 集英社2020/05 

知識の本

『ジェンダーフリーの絵本 ①こんなのへんかな?

             ②生きるってすてき

             ③働くってたのしい

             ④女と男 これまで、これから

             ⑤いろんな国、いろんな生き方

             ⑥学びのガイド        』 大月書店 

『こどもジェンダー』 大貫詩織:作 ワニブックス 2021/4/21

『これからの男の子たちへ』 太田啓子:作  大月書店 2020/8

 

YA

『ひきなみ』 千早 茜:著 (KADOKAWA

『ウーマン・イン・バトル 自由・平等・シスターフッド!』

     マルタ・ブレーン:文  イェニー・ヨルダン:絵  枇谷玲子:訳

                         合同出版 2019/7/20

 

参考書籍

『日本児童文学』20207.8月号  ジェンダー特集

2021年11月7日日曜日

新刊書研究会アンケートから

 新刊書研究会アンケートから(一部抜粋しています)

1 この新刊書研究会を何でお知りになりましたか?

②知人から 17人 ④図書館 18人 ⑥インターネット 2人 ⑦その他 3人

2 土居安子さんの講演はいかがでしたか?

○ 毎回とてもワクワク感動を持って帰れます。コロナ禍の中、図書館までも閉鎖になり、自宅での時間はあるのに本を読む・選ぶ機会が減っていました。そのような中でもたくさんの本が出版されていたのですね。こうした社会・時代背景の中描かれた絵本や児童書をたくさん紹介していただきありがたいです。今年も読んでみたい本、子どもたちに読んだり薦めたりしたい本にも出会えました。

○ 今回で2回目です。たくさんの本を紹介していただき、本当に楽しかった。今の社会との関係で絵本を読み解く姿勢が大好きです。ありがとうございました。

○ いつもながらたくさんの本の紹介をありがとうございます。短い時間でポイントをつかんだ内容紹介で本当によく分かります。興味を持った本や子どもたちに紹介したい本にも出会い、まずは自分でも読んでみたいと思います。勉強になるうえ楽しい時間をありがとうございました。

○ たくさんの本を紹介していただき、これから手に取って読むのが楽しみです。資料にマーク(ユーチューブで紹介されている本)がたくさん付いていて再現できるのがありがたいです。

○ テーマごとにたくさんの本の紹介をしてくださり、解説があるので読んでみたいと思った本がたくさんありました。またユーチューブで紹介してくださった本もあり、知った本にも出会いうれしかったです。

○ いつもたくさんの本を紹介してくださってありがとうございます。小学校で図書サポーターをしているので図書購入の参考にさせていただきます。

○ 赤ちゃんの本からヤングアダルト向け、自然科学、社会問題の本まで土居さんの目で選ばれ、問題提起もしていただき、いつもとても勉強になります。

○ 興味のある本がいくつか見つかりましたので読んでみようと思います。全く知らない本、読み聞かせで使用してみようと思う本などいつも参考になります。

○ 子どもの本に取り入れられているマンガについての効果を一度お伺いしてみたいと思いました。ハヤカワジュニアノベルフリークのマンガは効果的でないという話が興味深かったです。グラフィックノベルの見方についても悩むところですが紹介していただいたのでもう少し見てみようと思います。

○ テーマごとにまとめてあってわかりやすかったです。オンラインも昨年は利用しましたが、やはり実際に対面でのほうが良いですね!

○ 実際に本を手に取ることができ、一律におすすめだけの本の紹介ではなく読み方選び方を考えるうえでも大変参考になりました。たくさん紹介していただき、ありがとうございました。

3 その他、運営のお気づきのことや今後の例会のご希望などをお書きください

○ いただく資料の行間がもう少し広くしていただけたら読みやすいのですが(枚数が増えるかもしれませんが) 

  運営委員から 資料の行間については講師さんと検討します 

○ 例年のように机があれば記録・メモがしやすかったです。

   運営委員から 今回、机は感染予防の観点から使用しませんでした。今後については状況に応じて検討します

○ 会場が寒かった。

  運営委員から 感染予防のため窓を開放していましたので 少し寒さを感じられたのかと思います

○講演の前に(絵)本を見る時間があって良かった。

  運営委員から 本の閲覧は持続していきます

4 あなたについて

①文庫関係 7人 ②図書館関係 2人 ③保育所 1人 ⑤ボランティア 27人
⑥小学校図書館司書 4人 ⑦その他 1人

2021年11月3日水曜日

子どもの読書と教育を考える会11・12月例会案内

 「ジェンダー」をテーマに本を読んでいきます。どの本を取り上げていくのかは未定ですが、決まり次第、ホームページに掲載させていただきます。参加される方もそれぞれにテーマに沿った本をご紹介いただければうれしいです。


2021年9・11・12月例会案内
 

日時 2021年9月11日(土)13:00~15:0中止(8.21掲載)

        10月24日(日)は新刊書研究会。堺市立南図書館で80人限定(終了)

        11月13日(土)13:00~15:00
        12月11日(土)13:00~15:00
会場  堺市・新金岡市民センター2階

 

「男の子だから 女の子だから」そんなことばに疑問を感じる人が多くなっているようですが、まだまだ「ジェンダーフリー」が当たり前になったとは言えません。女性軽視が注目を集めることが多くなりましたが、男性であるがゆえの生きにくさもあるようです。「人」として個々を考えることの難しさも感じます。
生物としての「オス・メス」という違いを無視するということとも違うのでしょう。
おとなとして児童文学を通して「ジェンダー」についていっしょに考えてみませんか?あわせてLGBTなどについても触れることができればいいかなと思ったりもしています

参加申し込み・お問い合わせ先
  メール kodokukyo1987★ares.eonet.ne.jp ★は@に (担当 岸)
  FAX  072-291-2831 (担当 中嶋)