2017年5月22日月曜日

子どもの読書と教育を考える会第31回夏季研究会

子どもの読書と教育を考える会第31回夏季研究会

○開催日時 2017年8月5日(土)13時~ 6日(日)16時

主催  子どもの読書と教育を考える会(略称:子読教)

会場  お宿いしちょう  
   京都市中京区河原町通竹屋町東入ル 電話 075-222-1101

後援 京都市教育委員会・岸和田市教育員会

 子どもたちに、読書の楽しさを知ってもらいたいと願っているみなさん。本会は1987年創立。
保育士や教員、図書館員や文庫関係者、ボランティア、作家や研究者、学生などが集い、楽しく研究と交流を深めています。子どもの本のことを知りたいと思っている先生や保育士、自分の子どもにどんな本を読んであげたらいいのかな?と迷っているお母さん。本のことを知らないという人も大歓迎です。この夏、「子どもの読書と教育を考える会」夏季研究会に集い、ともに楽しく学びませんか。

定員の空きがなくなりました!7月22日には定員に空きがあるとお知らせしましたが、その後の予約申し込みで空きがなくなりました。申し訳ありません。(8月2日更新)

夏季研の案内ダウンロードはこちら(PDFファイル)


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一日目 8月5日(土)

 受付  (13:00~ )

◆ 開会の辞 (13:30~ )

  子どもの読書と教育を考える会  代表 正置 友子

★ 講演(14:00~16:00) 「お話への思い――朗読をまじえて」  
 

   講師 高楼 方子氏 (児童文学作家・絵本作家)

 函館市に生まれる。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で路傍の石幼少年文学賞,『キロコちゃんとみどりのくつ』(あかね書房)で児童福祉文化賞,『おともださにナリマ小』(フレーベル館)『十一月の扉』(受賞当時リブリオ出版,2016 年福音館書店から復刊)で産経児童出版文化賞,『わたしたちの帽子』(フレーベル館)で赤い鳥文学賞・小学館児童出版文化賞を受賞。絵本や童話,エッセイなど,幅広い分野の作品を執筆している。札幌在住。

◆ お話の夕べ (18:30~)

 ストーリーテリングなどの実演コーナーです。多くの方の飛び入り実演参加をお待ちしています。おとなも子どももいっしょに楽しみましょう。

◆ 夜の交流会 (19:45~22:00)

 初めての人もいっぺんに仲良くなれるお楽しみタイム。子どもの本や読書活動、子育てや学校教育のこと等々、いっぱい語り合いましょう。

二日目8月6日(日)

 分科会 (9:30~12:00) 

①「お話を語るときに大切にしたいこと」
 

講師  石川 晴子氏(児童文学研究者)

 石川さんは児童文学研究をしながら、文庫や図書館などでお話を語ってこられました。お話を実際に語っていただきながら、お話を語ることの基本と、今、子どもに対してどうしても語っておくべき話について話していただきます。

②「本好きな子どもを育てるブックトーク」
 

講師  脇谷 邦子氏(元大阪府立図書館司書)


 ブックトークの基本についてのお話をお聞きした後、「ともだち」をテーマにしたワークショップ(中学年対象)を行います。ご参加の方はテーマに沿った本を一冊お持ちください。「ともだち」をいろいろな視点で考えてみましょう。

③「昔話と神話・伝承を考える」
 

講師 鹿谷 容子氏(小澤昔ばなし大学再話者協会ひょうご昔ばなし大学再話研究会)

 小学校でのおはなし会をされており、主な語りは昔話です。学校から民話のリクエストが増えているが、民話とは昔話や伝説も含めた民間伝承ばなしの総称だと考えられるが、学校が求める民話とは?また、神話は幼い子どもにとっては、その背景がわかりにくく、難解な言葉も多い。子どもに分かりやすい独特の語法や語りのリズムをもつ素朴な昔話の方が受けいれやすいのではないでしょうか。教科書に掲載の「いなばのしろうさぎ」再話と原話との比較も交え、現場の先生や子どもたちからの発言も紹介していただきながら、みなさんといっしょに考えてみましょう。

 講演 (13:30~16:00)
 

「絵本はここから始まった ―150年前のヴィクトリア時代、
彫版師エヴァンスと絵師クレインは絵本づくりに取り掛かった」
 

講師 正置 友子 

 1973年に千里ニュータウンに青山台文庫創設。1994年イギリスに留学。2000年イギリスのローハンプトン大学よりヴィクトリア時代の絵本研究論文により博士号(PhD)授与。2009年絵本学研究所設立主宰。2017年、日本で初めてのウォルター・クレイン展に関わる。近著:『保育のなかの絵本』(かもがわ出版 2015年)、『イギリス絵本留学滞在記―現代絵本の源流ウォルター・クレインに魅せられて―』(風間書房 2017年)。訳書:ジェーン・ドゥーナン『絵本の絵を読む』(玉川大学出版部 2013年)。

 日本で初めての「ウォルター・クレイン展」は、今年2月、滋賀県立近代美術館でスタートし、5月、千葉市美術館で終了しました。展示作品は、その斬新さと美しさで、会場を訪れた人たちを魅了しました。クレインが絵を描き、エヴァンズが彫り印刷した、木口木版による絵本、この質の高い絵本が、それまで軽視されていた絵本観を「子どもたちにこそ最高の絵本を」という絵本観へと転換させたのです。今回の講演会では、今ある絵本の形態がイギリスのヴィクトリア時代に生れた時のことを、150年前の絵本を映し出しながら、お話しします。また、当時の絵本の実物を見ていただきます。美術展には参加できなかった人たちもご参加ください。


会場  お宿いしちょう   http://www.ishicho.co.jp/

交通の案内

● 京都駅より

市バスで約20分(河原町丸太町下車徒歩3分)
地下鉄で約10分(京都市役所前駅2番出口より徒歩5分)

● 最寄り駅より

京阪電車神宮丸太町駅より徒歩5分(1番出口)

 参加申し込み方法

① 定員の空きはなくなりました(8月2日)


② 諸費用の送金は、郵便局の青色の振替用紙でお願いします。金額は下記「第31回夏季研究会参加料金表」に準じて計算してください。また、必ず振替用紙にA~Hの内容を楷書で明瞭に記載してください。

・郵便振替 00920-0-271351 宛名 一塚るり子
 
・ A 参加する日(両日・一日目のみ・二日目のみ)
  B 宿泊の有無
  C 昼食の有無
  D 参加分科会希望
  E 年会費
  F 氏名
  G 郵便番号・住所
  H 電話番号 

③宿泊につきましては、相部屋ですのであらかじめご了承ください。

 お願い&ご注意

① 事務局で振込と申し込み内容を確認後、資料引換券を郵送します。振込後2週間を過ぎても届かないときは、お手数ですが下記連絡先(一塚)までご連絡ください。 

② 資料引換券は当日忘れずご持参の上、会場受付でお渡しください。

③ 参加費の領収書の必要な方は受付時にお申し出ください。当日、会場で発行します。

④ 申し込み後のキャンセルにつきましては、参加費の返金はできませんが、資料を送付いたします。

⑤ 夏季研究会の資料のみのご請求にはお応えしかねます。

会員のみなさまへ 会費納入のお願い

現会員で夏季研究会をご欠席の方は、会報に同封の払込用紙で年会費をご送金ください。
年会費 2000円

子どもの読書と教育を考える会 第31回夏季研究会参加料金表

 参加費  会員    非会員    学生 
両日参加  4000円 4500円 2000円
一日目のみ 2000円 2500円 1000円
二日目のみ 3000円 3500円 1000円
宿泊費(1泊2食) 9300円
8月6日(日)昼食  900円

※ お子さま同伴の参加可能。但し保育室等はありません。

● 問い合わせ・連絡先
   一塚るり子 TEL(留守電可)・FAX  072-252-9757
kodokukyo1987@ares.eonet.ne.jp  (担当 岸)