2019年5月11日土曜日

子どもの読書と教育を考える会 第33回夏季研究会

子どもの読書と教育を考える会
第33回夏季研究会


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申し込み締め切りました。電話予約の方で、振込みがまだの方は至急お願いします。(7月10日掲載)

2019年8月3日(土)13時~4日(日)16時半

主催 子どもの読書と教育を考える会(略称:子読教)
会場 石長松菊園 

 子どもたちに、読書の楽しさを知ってもらいたいと願っているみなさん。本会は1987年創立。保育士や教員、図書館員や文庫関係者、ボランティア、作家や研究者、学生などが集い、楽しく研究と交流を深めています。子どもの本のことを知りたいと思っている先生や保育士、自分の子どもにどんな本を読んであげたらいいのかな?と迷っているお母さん。本のことを知らないという人も大歓迎です。この夏、「子どもの読書と教育を考える会」夏季研究会に集い、ともに楽しく学びませんか。

一日目 8月3日(土)

● 受付   (12:30~ )
◆ 開会の辞 (13:00~ )  代表 正置 友子
★ 講演   (13:15~16:00)
 「子どもたちと絵本を読むということ
  ―メルロ=ポンティとともに考える―」
 

  講師 正置 友子

 1973年に千里ニュータウンに青山台文庫創設。1994年イギリスに留学。2000年イギリスのローハンプトン大学よりヴィクトリア時代の絵本研究論文により博士号(PhD)授与。2009年絵本学研究所設立主宰。2017年、日本で初めてのウォルター・クレイン展に関わる。近著:『保育のなかの絵本』(かもがわ出版 2015年)、『イギリス絵本留学滞在記―現代絵本の源流ウォルター・クレインに魅せられて―』(風間書房 2017年)『メルロ=ポンティと〈子どもと絵本〉の現象学―子どもたちと絵本を読むということ―』(風間書房 2018年)。訳書:ジェーン・ドゥーナン『絵本の絵を読む』(玉川大学出版部 2013年)。

 50数年子どもたちと絵本を読んできました。とりわけ、乳幼児期の子どもたちとの絵本読みは、感動と喜びでした。このことは「なぜ生きているのか」「なぜ子どもたちと本を読むのか」という問いに繋がり、やがてメルロ=ポンティの哲学書『知覚の現象学』へと導かれることになりました。今回は、「子どもたちと絵本を読むということ」はどういうことであるかを考え、明日の活動への希望につながればと願っています。

◆ 子読教総会 (16:10~16:30)

◆ お話の夕べ (18:30~)
 ストーリーテリングなどの実演コーナーです。多くの方の飛び入り実演参加をお待ちしています。おとなも子どももいっしょに楽しみましょう。  

◆ 夜の交流会 (19:45~)
 初めての人もいっぺんに仲良くなれるお楽しみタイム。子どもの本や読書活動、子育てや学校教育のこと等々、いっぱい語り合いましょう。

二日目 8月4日(日)

★ 分科会 (10:00~12:30) 

①「いっしょに考えてみましょう!絵本や読み語りで子どもたちに昔話を伝えるときに気をつけたいこと」
  講師  鹿谷 容子氏(小澤昔ばなし大学再話者協会)


 夫々の民族の文化遺産ともいえる昔話は、「子どもたちに生きる力を与え」「子どもたちが物語を楽しむための入り口」と言われています。そして、本来は口伝である昔話は語りがいちばんという思い、強いですよね。でも、だれもがお話を語れるわけではありません。語り、絵本、読み語り、子どもたちへの昔話のいろんな伝え方、探ってみませんか。

②「教科書に紹介されている本」
  講師  森本 和子氏(ぎんのすず研究会会員 元公立小学校教員)


 平成20年(2008)の指導要領改訂により、平成23年(2011)から国語科の教科書が大きく変わった。1・2年生には神話が、3年生以上には古典の作品が登場した。一方、「朝読」が全国的に広がり、読書指導用の本が多く紹介されるようになった。それらの本を1~4年生まで、5社の教科書に紹介されている本の中から、多く掲載されている本、長く読まれている本、比較的新しい本などを検討しながら考えていきたい。

③「後藤竜二作品を読む」
  講師 藤田惠美(子読教運営委員)
 
 1年1組シリーズでおなじみの後藤竜二著『14歳-Fight』(岩崎書店)を数年前に読み、校内暴力の現状や個性豊かな登場人物のリアルな描写に、荒れる学校の実態とはこのようなものかと大きな衝撃を受けました。いじめ問題が多発する昨今、著者自身が「自分なりの到達点」と述べる本作品をとりあげ、後藤竜二の児童文学のあり方を学びあいたいと思います。

★ 講演 (14:00~16:00)
   「さまざまな場所で生きる子どもたち」

  講師  さくま ゆみこ氏(児童文学作家) 

 東京生まれ。出版社勤務を経て、翻訳家・編集となる。JBBY会長、「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表。青山学院女子短期大学教授。

 著書に『エンザロ村のかまど』(福音館書店)、『どうしてアフリカ? どうして図書館?』(あかね書房)など。アフリカ系アメリカ人を主人公にした絵本の翻訳に『ローザ』『わたしには夢がある』『つぼつくりのデイブ』『かあさんをまつふゆ』『むこうがわのあのこ』『川のうた』『リンカーンとダグラス』(以上光村教育図書)、『ひとりひとりのやさしさ』(BL出版)、『きみたちにおくるうた』(明石書店)、『イライジャの天使』(晶文社)、『ふれ、ふれ、あめ!』『ぼくのものがたり あなたのものがたり』(以上岩崎書店)、『じゆうをめざして』(ほるぷ出版)などがある。

 翻訳で産経児童出版文化賞、日本絵本賞、ゲスナー賞などを受賞している。訳書に『ゆき』『シャーロットのおくりもの』(ともにあすなろ書房)、『くらやみのなかのゆめ』(小学館)、『ひとりひとりのやさしさ』『やくそく』(ともにBL出版)など多数

■会場  「石長松菊園」 京都市中京区河原町通竹屋町東入ル ?075-222-1101
     http://www.shogikuenn.co.jp/

   交通の案内
   ● 京都駅より
     市バスで約20分(河原町丸太町下車徒歩3分)
     地下鉄で約10分(京都市役所前駅2番出口より徒歩5分)
   ● 最寄り駅より地図が必要な方はご連絡ください
     京阪電車神宮丸太町駅より徒歩5分(1番出口)

★ 参加申し込み方法(今年より変更がありますのでご確認ください)

① 参加は予約制で、先着100名までとさせていただきます。
申し込み締め切りました。電話予約の方で、振込みがまだの方は至急お願いします。(7月10日掲載)
必ず電話で申し込みください。申し込みの確定の連絡後、諸費用を払い込んでいただきます。払い込みを確認した時点で予約完了とします。諸費用の振り込みは7月20日(土)迄にお願いします。定数の空きについてはHPでも確認できます。電話申し込みなく払い込まれた場合、料金差し引きで返金させていただくことがあります。

② 諸費用の送金は、郵便局の青色の振替用紙でお願いします。必ず大人一人につき1枚の払込用紙をお使いください。金額は下記「第33回夏季研究会参加料金表」に準じて計算してください。また、必ず振替用紙にA~Gの内容を楷書で明瞭に記載してください。

 ・郵便振替 00920-0-271351 宛名 一塚るり子

 ・A 参加する日(両日・一日目のみ・二日目のみ)  B宿泊の有無  C昼食の有無  D参加分科会希望    E氏名(ふりがな)  F郵便番号・住所  G電話番号 

③ 宿泊につきましては、相部屋ですのであらかじめご了承ください。

★ お願い&ご注意
① 事務局で振込と申し込み内容を確認後、資料引換券を郵送します。振込後2週間を過ぎても届かないときは、お手数ですが下記連絡先(一塚)までご連絡ください。 
② 資料引換券は当日忘れずご持参の上、会場受付でお渡しください。
③ 参加費の領収書の必要な方は受付時にお申し出ください。当日、会場で発行します。
④ 申し込み後のキャンセルにつきましては、参加費の返金はできませんが、資料を送付いたします。
⑤ 夏季研究会の資料のみのご請求にはお応えしかねます。

会員のみなさまへ 年会費の振り込みは不要です

子どもの読書と教育を考える会 第33回夏季研究会参加料金表

参加費   会員   非会員  学生
両日参加  4000円  4500円  2000円
一日目のみ 2000円  2500円  1000円
二日目のみ 3000円  3500円  1000円

宿泊費(1泊2食) 9500円
8月4日(日)昼食  900円
※ お子さま同伴の参加可能。但し保育室等はありません。

● 問い合わせ・連絡先   一塚るり子 TEL 072-252-9757
kodokukyo1987@ares.eonet.ne.jp  (担当 岸)